ジャズの名盤・名作をご紹介

ジャズの名盤探検隊

初心者にオススメなジャズ入門アルバム ランキング ベスト100選+α

最終更新日:2019-10-20

順不同です。随時追加更新中です。

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ジャズやブラジル音楽が好きです。ふーん、これはジャズなのか、という名盤から、うん、これはジャズじゃないね、という名盤まで。ご意見・ご感想などがあればTwitterまで。@elenco

ギルガメッシュ Gilgamesh - Another Fine Tune You've Got Me Into (1978)

Gilgamesh - Another Fine Tune You've Got Me Into (1978)

Gilgamesh - Another Fine Tune You've Got Me Into

Genre:ジャズ
Style:ブリティッシュ・ジャズ、ジャズ・ロック
Release:1978
Label:Charly Records
Phil Lee (g), Alan Gowen (key), Hugh Hopper (b), Trevor Tomkins (ds)

Hatfield & The North や National Health といったカンタベリー系とのファミリー・トゥリーから、ジャズ・ロック~プログレ系で語られることがほとんどのギルガメッシュ。バンド名とジャケット(このアルバムはウィリアム・ブレイクの「蚤の幽霊」)がそれに拍車をかけて、ジャズの文脈で語られることがほとんどないですが、その音楽性は非常に洗練されたデリケートな英国ジャズ。その上、2ndアルバムとなるこのアルバムは、1975年に発表された1st「Gilgamesh」の方向性をさらに昇華させた超がつく傑作となっていて、レア・グルーヴの文脈で捉え直されてもよいのではと思わせることさえあります。Band X がもしかすると遠からずかも。

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ヴェルテル Werther - s/t (1970)

Werther - s/t (1970)

Werther - s/t

Genre:ブラジル
Style:ボサノヴァ、MPB
Release:1970
Label:Stylo Records
Werther, Tranka, Luiz Roberto, Bill Horne, Wanda, Helo, Malu, José Luis Carretero, Claudio Rupp Gonzaga, Edison Machado, Nana Vasconcelos

オリジナルはオークションで300USDも珍しくないレア盤が2019年にめでたくリイシュー。カエターノとガル Caetano Veloso & Gal Costa の「ドミンゴ」とアルトゥール・ヴェロカイ Arthur Verocai をつなぐミッシング・リンクとは上手い喩えで、リリース時期にしても取り上げている楽曲にしても、ボサノヴァからMPBへの移行を捉えることに見事に成功していると思う。

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宮沢昭 - Four Units (1969), いわな (1969), 木曽 (1970)

宮沢昭 - Four Units (1969)

Akira Miyazawa - Four Units

Genre:ジャズ
Style:和ジャズ、ポスト・バップ、モーダル、フリー
Recording:1969
Release:1969
Label:Union Records
宮沢昭 (ts, fl), 佐藤允彦 (p), 富樫雅彦 (ds), 荒川康男 (b)

「いわな」収録2ヶ月前(1969年4月、宮沢昭+富樫雅彦トリオの同メンバー)の収録。同じメンバーで録る「いわな」、そしてそれに続く「木曽」(ドラムが森山威男)のドバーッとしたモード感とは違う種の、先鋭的かつどこか冷静なカルテットを聴くことができる。つまり渋い。

トラック 1「Four Units」は富樫雅彦のドラムが光るフリー・インプロヴィゼーション。トラック 2「惰眠」は佐藤允彦のピアノが張り詰めた緊張感を演出している。トラック 3「スカボロー・フェア」は、サイモン・アンド・ガーファンクル版で有名なイギリスの歌。この選曲とサウンドにはコルトレーンの影響が見え隠れ。トラック 4「虹鱒」からトラック 5「ブラック・バス」にかけてもコルトレーンの影響が濃い。

ちなみに怒涛の69年に富樫雅彦はこの「Four Units」と次の「いわな」のほかに、3月と7月に佐藤允彦とのトリオで「パラジウム」、「トランスフォーメイション」、「デフォメイション」を録音。5月と11月にはカルテットで「ウィ・ナウ・クリエイト」、「スピード・アンド・スペイス」。12月には足立正生監督「略称・連続射殺魔」のためのサウンドトラックとして、高木元輝と「アイソレーション」を録音した。

Akira Miyazawa - Bull Trout

Akira Miyazawa - Bull Trout

Genre:ジャズ
Style:和ジャズ、モーダル、フリー
Recording:1969
Release:1969
Label:VICTOR WORLD GROUP
宮沢昭 (ts), 佐藤允彦 (p), 富樫雅彦 (ds), 荒川康男 (b), 瀬上養之助 (per)

いわな、河ます、あゆ、にじます、の4トラウトで構成された、日本ジャズが辿り着いたコルトレーン文脈の一つの到達点。「木曽」とともに宮沢昭の最高傑作。

トラック 1「いわな」の後半からのサンバ調のリズム~「河ます」の凛々しく耽美なモーダルな演奏にかけてが聴きどころ。その後も「あゆ」に聴ける甘くないバラード、「にじます」でのバッピン。

Akira Miyazawa - Kiso

Akira Miyazawa - Kiso

Genre:ジャズ
Style:和ジャズ、モーダル、フリー
Recording:1970
Release:1970
Label:VICTOR WORLD GROUP
宮沢昭 (ts, fl), 佐藤允彦 (p), 森山威男 (ds), 荒川康男 (b)

ドラムスが下半身の機能が奪われた富樫雅彦から山下洋輔トリオの森山威男に代わったものの、前年の「いわな」から大きな路線変更はない。タイトル・トラック「木曽」に聴ける佐藤允彦の奔放なピアノ・パート、森山威男のドラム・ソロ、そしてそこから一気にバンドが流れ込む中盤~後半部が凄い。トラック 2「浅間」ではフリー色の強いハイ・テンションのバックを泳ぐ宮沢昭のテナーが心地よい。

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美しきジョン・ケージの音世界 The Beautiful World of John Cage

最終更新日:2020-03-05

ジョン・ケージ John Cage という名前を聞くと多くの人が、奇抜な発想で20世紀音楽をアメリカから牽引したというイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。4分33秒しかり。たしかにそういう面もありますよね。でもそれだけじゃないんです。ジョン・ケージという人の音楽はとても美しい側面があります。その美しさを味わうためのアルバム選をここでは不定期に更新していきます。

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伊メロトロン・プログレ チェレステ Celeste - s/t (Principe di Giorno) (1976)

Celeste - s/t (1976)

チェレステ|チェレステ

Genre:プログレッシブ・ロック
Style:シンフォニック・プログレ
Recording:1974
Release:1976
Label:Grog
Giorgio Battaglia, Mariano Schiavolini, Ciro Perrino, Leonardo Lagorio

オリジナル・アルバムを一枚しか残さなかったばかりか(再結成は含めない)、そのアルバムの圧倒的な完成度のため、シンフォ・プログレの傑作として語り継がれているそのアルバム。初期キング・クリムゾン King Crimson や PFM Premiata Forneria Marconi からの影響をソフトな切り口で室内楽的に語る音楽性。それに少々のアヴァンさを感じるのは、同郷バンドのピッキオ・ダル・ポッツォ Picchio dal Pozzo のアルド・デ・スカルツィ Aldo de Scalzi が参加しているからかもしれません。

チェレステにはジャズの要素も聴くことができて、トラック 1「Principe di Giorno」の後半部分のアルト・サックスに、このバンドがジャズと向かい合っていた痕跡を聴き取ることができます。未発表音源集を通して聴くと、前身バンドの「Il Sistema」に荒削りなジャズ・ロック的なバンド・サウンド、76年録音「Celeste II」のサックスからジャズのイディオムを濃厚に聴いて取れたりするわけですが、74年録音となるこのアルバムではジャズを凌駕するように室内楽器のシンフォニーが突出しているのが不思議というか面白いですね。この辺りはメンバーの Leonardo Lagorio レオナルド・ラゴリオが小さくない役割を果たしているように思われます。

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