サン・ラーの名盤選とその大宇宙!The Discography of Cosmic Sun Ra
最終更新日:2021-04-15

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つづきを読むFlying Lotus や The Cinematic Orchestra、そこから Thundercat に至るまで引っ張りだこのオリヴァー・トーマス・ジョンソンことドリアン・コンセプトの三枚目のフル・アルバム。個人的にはブレインフィーダーからのリリースとなる今作からリアル・タイムで聴きはじめ、アルバム全体の高い完成度から前作へと遡りました。そうして、Ninja Tune からリリースされた2nd(この3rdから4年前)を聴いてみて、またこのアルバムに戻ると音楽性が拡張して飽きのこない仕上がりになっているように思われます。オールド・ファッションな方法論は理解できるので、じゃあ次の作品はどこからどういう感じでリリースするの?とちょっとツッコミを入れたくなってしまう音楽ではあるのですが。
Ninja Tune からリリースされたセカンド・アルバム。
和ジャズ・ドラマーの代名詞、石川晶がバックを務めるシンガーズ・スリーのデビュー・アルバム。石川晶しかり、このアルバムもジャズ・ロックと形容されますが、英国ジャズ、例えばジョン・サーマン「Morning Glory」に喩えるのもありかと。タイトル・トラック「Foliole No. 2」で聴ける杉本喜代志のソロなんて同アルバムのテリエ・リピダルを思わせたりもします。しかし、実は「Morning Glory」は73年なので、このアルバムはそれより3年近く早いのでした!そんなバックにパパパパ・コーラスの女性シンガーズが重なってくるんだから面白いこと請け合いです。
AEOC (Art Ensemble of Chicago) とヨーロッパ・ハイパー・モダン(英国寄り)の出会いを密封。Globe Unity Orchestra 同様、軽率に触れると(多角的な意味で)火傷するユニット B.B. フリー・ジャズ・オーケストラ、唯一のオフィシャル・アルバム(ちなみに Baden Baden Free Jazz Meeting というユニットも存在します)。
しかし今は2021年。作品のリリースから半世紀以上経つわけで、もう古典と言っていいのかもしれません。リスナーのこの音楽への対峙の仕方も必然的に変化してきているのではないでしょうか。一部のコアな層以外にはアピールしない非ー音楽という概念は、このオーケストラのみならずヨーロッパ・フリー全般についても非常に薄まったように思います。アヴァン・ギャルドはポスト・モダン化したというか、そういう印象を、今耳を傾けると抱いたりするかもしれません。
ところでアレキサンダー・フォン・シュリッペンバッハやギュンター・ハンペル、デレク・ベイリーなどの大物の不在もまた面白いところ。
グリーンランド人による旧宗主国デンマークへのポリティカルな内容をフィーチャーしたプロテスト・ソング集。サミはグリーンランド出身のメンバーによってデンマークで結成。アグレッシブでありながら、フォーキーかつパブロック的、いわば前パンク的な内容は、サイケ・ファン~パンク・ファンにまで受け入れられるのではないかと思います。全編グリーンランド語で歌われているので辺境系ともいえるでしょう。母国人によるデンマーク人の殺害を描いたジャケットがショッキング。
Amazon はおろかサブスクにも品揃えがないので、視聴は YouTube から。
次回はエレクトリック・モーガンの大傑作をご紹介します。