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圧倒的なオリジナリティ!ヴィジェイ・アイヤー Vijay Iyer - Accelerando (2012)

Vijay Iyer - Accelerando (2012)

Vijay Iyer Trio - Accelerando

Genre:ジャズ
Style:コンテンポラリー、ピアノ・トリオ
Recording:2011
Release:2012
Label:ACT
Vijay Iyer (p), Stephan Crump (b), Marcus Gilmore (ds)

2009年のACTからのデビュー作「Historicity」はグラミー賞にノミネートされ、ダウンビート誌、ニューヨーク・タイムズ紙などの「最優秀ジャズ・アルバム」に選ばれ、ACT後に移籍したECMでもオリジナリティ抜群の諸作を発表しているというにもかかわらず、なぜか日本での知名度はそこそこという印象があるヴィジェイ・アイヤー(と読みます)。

1971年、インドのタミル族移民としてNYに生まれ。ハーバード大学音楽学部教授にもなった超アカデミック・ピアニスト。若手だと思っていましたが、時がすぎるのは早くもう50近いのでベテランといっていいかと。このアルバムは2012年にドイツのACTからリリースされたピアノ・トリオ・アルバムで、盟友ルドレシュ・マハンサッパ Rudresh Mahanthappa 抜きで、ベースのステファン・クランプとドラムのマーカス・ギルモアとのトリオ作品。

自己のルーツであるエスニックな志向から離れ、デューク・エリントン、ハービー・ニコルズ、ヘンリー・スレッギル、ロッド・テンパートン、マイケル・ジャクソン、フライング・ロータスといった幅広い黒人音楽への嗜好を換骨奪胎し、そこにオリジナル曲を織り交ぜて、圧倒的な独創性を披露しています。旋律に依存しない自由奔放なプレイと、それを支えるバックのポリリズムが最大の聴きどころで、ステファン・クランプもマーカス・ギルモアも兎に角スゴい。

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