フランク・ライト Frank Wright - Blues For Albert Ayler (1974/2012)

フランク・ライト・カルテット - ブルーズ・フォー・アルバート・アイラー
- Genre:ジャズ
- Style:フリー・ジャズ
- Recording:1974-7-14
- Release:2012
- Label:ESP Disk
- Benny Wilson (b), Rashied Ali(ds), James Blood Ulmer (g), Frank Wright (ts, fl, vo)
フリー・ジャズ好きならニンマリすること間違いなし、フランク・ライトの怒涛の未発表セッション。時期は名盤「Unity」を録音した約一ヶ月後の1974年7月14日。場所は後に自由な音楽のためのフリー・スペース Ali's Alley になるラシッド・アリの自宅スタジオ。メンバーは「Unity」と重ならず、ドラムにベニー・ウィルソン、ドラムスにラシッド・アリ、そしてギターに若き日のジェイムズ・ブラッド・ウルマー。
作品はタイトル通りフランク・ライトの敬愛するアルバート・アイラー Albert Ayler に捧げられたもので、でもどちらかというとラシッド・アリの参加もあってか、アンサンブルの雰囲気はアイラーというよりはコルトレーンのそれに近い。というのもこのアルバムで核となっているのは間違いなくウルマーのギターで、そのウルマーはこの前年にラシッド・アリと共演しているわけです。そこにフランク・ライトが加わったという見方のほうが自然な文脈だと思います。
Part 1 から 6 まであるセッションのどれもが怒涛のフリーを展開していて、一切の妥協なし。とにかくウルマーのギターが凄まじい。
