ジュレミー・スタイグ Jeremy Steig - Fusion (1972)

ジェレミー・スタイグ|フュージョン
- Genre:ジャズ
- Style:ジャズ・ファンク、レア・グルーヴ
- Recording:1972
- Release:1972
- Label:Groove Merchant
- Don Alias (ds, per), Gene Perla (b), Jan Hammer (ep, gong), Eddie Gomez (b), Jeremy Steig (fl)
2016年に横浜でお亡くなりになった故ジェレミー・ステイグ。彼の名前を聞いてどのアルバムを思い浮かべるかは三者三様なのではないでしょうか。有名なのはビル・エヴァンス Bill Evans との共演盤「What's New」(Verve, 1969) でしょうか。このアルバム「Fusion」に参加しているエディ・ゴメスとのデュオ・アルバム「Outlaws」もそういえばありました。ジャズ・ロックだったり色々な方面で名前を聴きますが、個人的には特にレア・グルーヴ方面で評価されているという認識なので、ジェレミー・ステイグのフルートに期待する音は、本作のようなジャズ・ファンクだったりします。
バックを固めるのはスティーヴ・グロスマン Steve Grossman 率いたストーン・アライアンス Stone Alliance のベースであるジーン・パーラとドラムスのドン・アライアス。そこに鍵盤奏者のヤン・ハマーのエレピが乗ります。
全編を通してダウン~ミドル・テンポ気味で、特に8ビートのドラムにジェレミー・ステイグの熱いフルートが絡むのが非常にカッコいい。ベースはアップライトだけどエレクトリックで文句なしにドス黒い。それにジェレミーが引っ込んでいるときのヤン・ハマーのエレピが最高に心地よくて昇天しますね、これは。
