ジェフ・パーカー Jeff Parker - Suite For Max Brown (2020)

ジェフ・パーカー|スイート・フォー・マックス・ブラウン
- Genre:ジャズ
- Style:コンテポラリー・ジャズ、音響系
- Release:2020
- Label:International Anthem Recording Company, Nonesuch
- Jamire Williams, Jay Bellerose, Jeff Parker, Josh Johnson, Katinka Kleijn, Makaya McCraven, Nate Walcott, Paul Bryan, Rob Mazurek, Ruby Parker
トータス Tortoise のギタリストのソロ・アルバム、というとポスト・ロック観に引っ張られてしまうかも。なので、ジェフ・パーカーの新作、と単純にいったほうがとっつきやすいような気もする「The New Breed」から4年ぶりとなる本作。マカヤ・マクレイヴン関連のレーベル International Anthem からのリリース。そのマカヤ・マクレイヴンや、盟友ロブ・マズレクも参加。
前作のヒットに続いて、トータスはつい先日「TNT」完全再現ライブで来日したばかりなのだし、ジェフ・パーカーにはかなり熱い視線が送られている今日この頃なのではないでしょうか。そういえば Chicago Underground Duo や Isotope 217 もやってたジェフ・パーカー。またまたマルチな才能をいかんなく発揮しています。
ジャズやヒップ・ホップ、ロックやソウルを換骨堕胎し(とくにタイトル・トラック=お母さんの名前「Max Brown」が素晴らしい)、一枚のアルバムを現代ジャズとして統一感ある作品と仕立てる巧みなエディット感覚は凄い。ジョン・コルトレーンやジョン・ヘンダーソンの新解釈にもそれは滲み出ていて、言われないとそれらのカバーだともはや分からない。
