今作はエミー賞のドキュメンタリー作品部門の作曲賞にノミネートされていて、基本的にカマシのこの路線は歓迎されています。というのも、カマシのニュー・ソウルっぽい部分が全面に出た爽やかな聴き心地になっていて、らしいメロディは聴けるもののいつもの圧倒的なブロウが聴けるわけではありません。が、ゲストは豪華で、ライアン・ポーター Ryan Porter、マイルス・モズレー Miles Mosley、キャメロン・グレイヴス Cameron Graves、トニー・オースティン Tony Austin らネクスト・ステップの面々に、トランペッターのドンテ・ウィンスロー Dontae Winslow、ケネス・クラウチ Kenneth Crouch らがレコーディングに参加しています。
Luis Alvez, Novelli, Alceu Reis, Jacques Morelenbaum, Márcio Mallard, Watson Clis, Robertinho Silva, Hely Rodrigues, Paulinho Braga, Cafi, Nico Borges, Ronaldo Bastos, Sirlan, Telo Borges, Danilo Caymmi, Paul Jobim, Nelson Angelo, Tavito, Frederyko, Milton Nascimento, Zé Rodrix, Vermelho, Caboclinho, Hélcio Milito, Mauro Senise, Nivaldo Ornelas, Oscar Araiz, Pedro Santos, Nenê, Zé Eduardo, Dalva Prates, João Donato, Wagner Tiso, Paulo Moura, Edson Maciel, Toninho Horta, Naná Vasconcelos, Clementina de Jesus, Fafá de Belém, Nana Caymmi, Zézé Motta, Fernando Brant, Beto Guedes, Tavinho Moura
ミルトン・ナシメントと同郷のミナス発、世界的な活躍をみせる現代舞踊団、グルーポ・コルポ Grupo Corpo。パウロ・ペデルネイラスと彼の兄弟によって1975年に設立された前衛グループで、この作品は、そのグループ・コルポがミルトン・ナシメントにバレエのサントラのために委嘱した2作品「Maria, Maria (1976)」「Ultimo Trem (1980)」をカップリングした2枚組アルバム。
「Maria, Maria」は作詞家フェルナンド・ブランチ Fernando Brant とともに、マリアと呼ばれる一人の黒人女性の人生にフォーカスした舞台音楽。時期としてはウェイン・ショーター Wayne Shorter「Native Dancer」に参加したのを皮切りに、「Minas」「Gerais」「Milton」といった自身の代表作を発表していた頃。「Ultimo Trem」は当時の軍事政権が閉鎖した鉄道線を題材にした舞台で、ミナス・ジェライス州北東部の町全体の物流が滞り衰退し、そこに暮らした人々が苦しんだ現実を描いています。
John Lurie - Stranger Than Paradise & The Resurrection of Albert Ayler
Genre:ジャズ
Style:アヴァン・ギャルド、エクスペリメンタル
Recording:
Release:1985
Label:Made To Measure
John Lurie, Evan Lurie, Arto Lindsay, Curtis Fowlkes, Dougie Bowne, The Paradise Quartet, Tony Garnier, E.J. Rodriguez, Toni Nogueira, etc
ジム・ジャームッシュ Jim Jarmusch の長編映画の第一作目、名作インディーズ映画「ストレンジャー・ザン・パラダイス」。ジョン・ルーリーが主演とともに、音楽プロデュースを手掛けたそのスコアがこのアルバム。
ミニマルに炙り出される荒漠さ、寂寞さの中に何処か憂いを含み、時には凶暴に牙を剥く弦楽四重奏のサウンドスケープ。そこにアルバート・アイラーに捧げられた、キャロル・アーミタージュ Karole Armitage のダンス作品のための「アルバート・アイラーの復活 The Resurrection of Albert Ayler」をカップリング。ジョンの弟のエヴァン・ルーリー Evan Lurie やアート・リンゼイ Arto Lindsay らザ・ラウンジ・リザーズ The Lounge Lizards のメンツとニューヨーク前衛が繰り広げる自称フェイク・ジャズ。不朽の名作。