イーサン・アル・ムンザー|ベリー・ダンス・ディスコ
Genre:エレクトロニック、ダンス
Style:ディスコ
Release:1979
Label:Voix De L'Orient, EMI
まさにギャラクティカ!
これをディグるのはある意味三浦じゅん的な行為なのではないのかと自問自答。中身を聴いてしまってはこのジャケットのレディのいる浜辺が本当に地球上なのか、それともどこか違う星で人類に遭遇してしまったのではないか的違和感に想いあふれて。だってギターの持ち方ありえないでしょう。
中東レバノンのオルガン奏者・作曲家・編曲家イーサン・アル・ムンザーの79年怪奇作。中東の音楽をシンセを駆使して西洋音楽と融合させるシリーズ第一弾。バンド編成のバックの上を、タブラなどの民族楽器やアル・ムンザーのムーグやシンセが縦横無尽に飛び回ります。モンド・ミュージックではなくて、あくまでも辺境ディスコ。これを言葉で説明するのはなかなか難しい。
トラック 1「Girls of Iskandariah」からしてイスラミック・シンセが脳天直撃するので、YouTubeなどでぜひ聴いてみてください。
エレンコ @ 管理人
Webデベロッパー
ジャズやブラジル音楽が好きです。ふーん、これはジャズなのか、という名盤から、うん、これはジャズじゃないね、という名盤まで。ご意見・ご感想などがあればX(旧Twitter)まで。@elenco
Fernando Gelbard - Didi
Genre:ジャズ
Style:アルゼンチン・ジャズ、フュージョン、レア・グルーヴ
Recording:1974
Release:1974
Label:Discos Redondel
Ricardo Salas (b), Ruben Rada (cg, vo), Norberto Minichilo (ds), Fernando Gelbard (key), Miguel Chino Rossi (per), Horacio Chivo Borraro (ts)
アルゼンチンの鍵盤奏者、フェルナンド・へルバルドが、1974年に全曲自作曲で吹き込んだ唯一のリーダー作。フェンダー・ローズ、ムーグ、シンセなど、様々な音色の鍵盤で楽しませてくれます。ジャザノヴァ Jazzanova ネタ関連。CDが再々発されて、ボーナス・トラックが2曲も追加されたバージョンが出回っているようなので、これから買うなら旧盤を手にしないようにしませんと。
1974年というとブラジルではアジムス Azymuth のデビュー直前で、以前取り上げた「Demos 1973-1974 」真っ最中で、南米産フュージョンがいよいよ開花しようとしているところ。で、知名度は数段落ちますが、アルゼンチンでも同じようにエレクトリックで実験的なことをしていました、みたいな感じでしょうか。
冒頭を飾る「Hola Didi」は浮遊感のあるブラジル風ナンバー。マルコス・ヴァーリの「So Nice」をエレクトリックにアレンジして、フワフワ感をかけ合わせたらこんな感じになるでしょうか。打って変わってトラック 2「El Senor Mayor」は9分に及ぶエレクトリック・モーダル・ナンバー。フェルナンド・へルバルドのフェンダー・ローズはすごく浮遊感があるので、ちょっとモンドっぽさを感じさせるのが面白いところ。チーボ・ボラロのテナーが、これたぶん多重録音されていて半ばカオスを感じさせます。トラック 3「Mojo Uno」はアコースティックでやったらたぶんバラッドか哀愁系なのかもしれませんが、ムーグ使っちゃっているので完全にスペース・エイジになっています。トラック 4「Alevacolariea」サンバ風モーダルナンバー。フロアではいいかもしれませんが、アレンジに捻りがあってソロが充実していれば、と思うのは贅沢でしょうか。
エレンコ @ 管理人
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Mulatu Astatke - Mulatu of Ethiopia
Genre:ワールド、ジャズ
Style:エチオ・ジャズ、レア・グルーヴ、フリー
Recording:1972
Release:1972
Label:Worthy Records
エチオピア出身のヴィブラフォン奏者ムラトゥ・アスタトゥケが1972年、エチオピア航空をバックに米ワージー・レコード(ギル・スナッパー Gil Snapper 主宰)に吹き込んだエチオピアン・ジャズの大傑作。ジャケットはサイケデリックにコラージュされてしまったご本人。笑顔が不気味さに拍車をかけてますが、本当はこんな風にサイケにされるとは思ってなかったのでは。結果的に伝説の一枚としてふさわしいジャケットになったわけですが。左下には「ETHIOPIAN AIRELINES - Goint to great lengths to please」と書いてあります。
10代でイギリスに渡って工学を学び、その後バークリー音楽大学に留学するのですから相当裕福な家庭だったのでは。真のミクスチャーの出自としてはマイルス・デイヴィスと同じ匂いがします。
ミクスチャーというのは90年代にロックで人口に膾炙するようになったと思いますが(主に米の黒人音楽と米の白人音楽もしくは楽器のミックス)、エチオピアのメロディーとラテンのリズム、アメリカのジャズのイディオム、それらをミックスした聴いたことのあるようなないような換骨奪胎ぶりは見事。
エレンコ @ 管理人
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アマナズ|アフリカ
Genre:ロック
Style:サイケデリック、エクペリメンタル
Recording:1975
Release:1975
Label:Zambia Music Parlour/Now-Again Records
Keith Kabwe, Isaac Mpofu, John Kanyepa, Watson Lungu, Jerry Mausala
ザンビアで70年台半ばに花開いたサイケデリア。アフリカ、から連想するグルーヴやポリリズムは皆無で、英米のサイケデリック臭もせず一見没個性的。メランコリックでダウナーな雰囲気の中、野太いファズギターが浮遊する。サイケやりたいけれどこれで正解?という感じがたまらない。Sunday Morning から Khala My Friend、Nsunka Lwendo から Africa を経て Green Apple に至る流れが素晴らしい。Can't You Hear Me? 70's African Nuggets & Garage Rock from Nigeria, Zambia & Zimbabwe に収められた Amanaz を収録。
Amanaz
I Am Very Far
Sunday Morning
Khala My Friend
History Of Man
Nsunka Lwendo
Africa
Green Apple
Making The Scene
Easy Street
Big Enough
Kale
エレンコ @ 管理人
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ジャズやブラジル音楽が好きです。ふーん、これはジャズなのか、という名盤から、うん、これはジャズじゃないね、という名盤まで。ご意見・ご感想などがあればX(旧Twitter)まで。@elenco