ブルーノ・メジャー Bruno Major - To Let A Good Thing Die (2020)

ブルーノ・メジャー|トゥ・レット・ア・グッド・シング・トゥ・ダイ
- Genre:ロック、ソウル
- Style:SSW、ネオ・ソウル
- Recording:2019
- Release:2020
- Label:July Records
UKのシンガー・ソングライター、ブルーノ・メジャーの2ndアルバムが届きました。トム・ミッシュや FKJ らのアーティスト同様、ストリーミングを通じて多くのリスナーを獲得し、デビューに至ったブルーノ・メジャー。まさに新世代型のミュージシャン。
実は当時、アメリカの某メジャー・レーベルとレコード契約をしていたんだけど、作品を出す前に結局切られちゃってね。曲だけが手元に残ったから、だったら自分でリリースしようと思い立ったんだ。出来はいいと自負してたし、世に出す価値のあるものだと思っていたからね。
基本的には DIY のアルバムで、アパートの部屋にマイク1本立てて録って。それをインターネットにアップする形で自主リリースしたら、うまくいって、結果的には世界中をツアーして回れるまでになった。だからあのアルバムは自分にとってものすごく大きなもの。曲に誇りを持っているし、自分ひとりであれを作れたということにも誇りを持っている。「A Song For Every Moon」によって僕の人生はすっかり変わったんだ。
卓越したソングライティング、親しみやすいメロディと甘いウィスパー・ボイス、それらを底上げするスタジオ・プロダクションが、今作を20年代型フォーキー・ソウルへと昇華させています。また、往年のミュージカル映画のサウンドトラックを想起させる仕上がりとなっていて、若い世代だけでなく幅広いファン層に受け入れられる音楽性です。今年のフジ・ロックに出演が決まっていたのですが、延期となって日本のファンにとっては残念ですね。
