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ジャズの名盤探検隊

ドゥープ!サン・ラー Sun Ra - The Antique Blacks (1978)

Sun Ra - The Antique Blacks

サン・ラー・アンド・ヒズ・ミス・サイエンス・ソーラー・アーケストラ|ジ・アンティーク・ブラックス

Genre:ジャズ
Style:ブラック・ジャズ、ゴスペル・ファンク、フリー
Recording:1974-8-17
Release:1978
Label:El Saturn Records
Danny Davis (as), Marshall Allen (as, per, vo), James Jackson (bsn, per, vo), Atakatune (con), Clifford Jarvis (ds, vo), Sly (g), Sun Ra (key), John Gilmore (ts, per, vo), Akh Tal Ebah (tp, vo)

サン・ラーと彼の神話科学的太陽楽団の74年、フィラデルフィアのラジオ局での公開ライブの様子を収めたマストな一枚。非常にヴァリエーションに富んだ楽曲群が収められていて、ロック・ファンにも凄くおすすめできるサン・ラーの入門的一枚とも言えるのではないでしょうか(言えない)。

ラテンのリズムでちょっとサイケ・フレイバーのトラック 1「Song No. 1」、こいつでいきなり悶絶すること間違いなし。すごくいい感じで力が抜けていて、リード群のソロも素晴らしいですね。トラック 2「There Is Change in the Air」はサン・ラー流のゴスペル。中盤のギター・ソロからの展開の裏で通奏低音を奏でるサン・ラーのプレイに注目。これはもうバッハのブランデンブルク協奏曲第5番が宇宙アフリカ的に解釈されたといってもいいプレイではないかと。それにしてもこのフリーキーなギターを掻き鳴らす Sly なる人物は一体誰なんでしょうか。アルバムでも突出した存在として実に光ってます。

そして触れておきたいのはドゥープでサイケなゴスペル・ファンクと化した「Space Is The Place」。ギル・スコット・ヘロンも真っ青です。トリを飾る「You Thought You Could Build A World Without Us」は宇宙との交信の記録。幕切れにふさわしい儀礼です。

@ 管理人
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