スピリチュアル・ジャズとは?ジョン・コルトレーン John Coltrane - A Love Supreme 至上の愛 (1965)
John Coltrane - A Love Supreme
- Genre:ジャズ
- Style:モーダル、ポスト・バップ
- Recording:1964
- Release:1965
- Label:Impulse!
- ジョン・コルトレーン、マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズ
コルトレーンの音楽性をスピリチュアル・ジャズで括ろうとすると結構無理がある、と思う。スピリチュアルっていうのは後日談で、宗教性やアフリカ志向、精神性云々以前にフロアから眺めた、もしくはフロアを通過した視線で見た音楽というところはあると思う。
コルトレーンは来日時、Live In Japan で「私は聖者になりたい」と発言してクローズアップされる。聖者に「なりたい」のであって聖者ではないし、おそらく今後も聖者になれないことに案外自覚的であったんじゃないか、と。逆に、スピリチュアルの教祖とされるミュージシャン、例えばファラオ・サンダースやサン・ラー等々は、結構その気で聖者的なノリに乗っかっていたのでは。
教祖たちの教祖(=コルトレーン)をスピリチュアルの元祖として崇めるには、音楽的にあまりにも修行僧的というか、高みに達したフリができない孤独感みたいなものが前面に押し出されていて、「ユニティ」しようぜ的なノリからどうしても逸脱してしまう。そのストイックさがコルトレーンの面白いところだと思う。
後日、アルバート・アイラーも歌う、ファラオ・サンダースも歌う。先駆けでコルトレーンは歌ったけれど、コルトレーンにとって音楽は Healing Force of The Universe ではなかったに違いない。
Albert Ayler - Music Is The Healing Force of The Universe
- Genre:ジャズ
- Style:フリー、スピリチュアル
- Recording:August 26, 27, 28 and 29, 1969
- Release:1970
- Label:Impulse!
- Albert Ayler (ts, vo), Stafford James (b), Bill Folwell (b), Muhammad Ali (ds), Henry Vestine (g), Bobby Few (p), Mary Maria (vo)







