ジャズの名盤・名作をご紹介

ジャズの名盤探検隊

サイケ電化ジャズ・ロック ロルフ・キューン Rolf Kühn Group - Total Space (1975)

Rolf Kühn Group - Total Space (1975)

ロルフ・キューン|トータル・スペース

Genre:ジャズ
Style:ジャズ・ロック、プログレッシブ
Recording:1975
Release:1975
Label:MPS
Rolf Kühn (cl), Bo Stief (b), Joachim Kühn (key), Philip Catherine (g), Albert Mangelsdorff (tb), Gerd Dudek (ts, ss), Daniel Humair (ds), Kasper Winding (ds)

1975年のMPSリリースで、(あんまり活躍しませんけど)アルバート・マンゲルスドルフが参加している、っていうだけで聴きたくなりません?しかもエレキ・ギター入り。

ロルフ・キューン、このアルバム制作時にすでに46歳のベテランです。1975年ですから、アメリカでは電化マイルス Miles Davis が完成していて、イギリスではロバート・フリップ率いるキング・クリムゾン King Crimson が初期の名作群を出し尽くしている頃です。だから、ユーロ・ジャズ・サイドで、このくらいの内容を出していても全然おかしくないわけです。

トラック 1「Uncle Archibald」は一瞬クリムゾンの「21st Century Schizoid Man」のフィル・ライクに始まって、このアルバムにジャズ・ファンクというキャッチが使われる羽目となったであろうベースに、ロルフのクラリネットが溌剌と乗っかります。ギターのフィリップ・キャサリンのソロの最中にワウ・ギターも聞こえてくるんですが、と思ったらこれ、ヨアヒム・キューンのエレピにワウがかかってるんですね。

トラック 2「Buzz」は高速ナンバー。出だしからテーマの出し方、ホーン隊のバッキング含めてジャズ色の強いプログレッシヴ・ロックと言っていいくらいです。ここでのロルフは一瞬だけコルトレーンぽいっていえばコルトレーン。

タイトル・トラックはのっけから電化マイルス。ヨーロッパ的に解釈した「ジャック・ジョンソン A Tribute To Jack Johnson」といって間違いないでしょう!

@ 管理人
Webデベロッパー
ジャズやブラジル音楽が好きです。ふーん、これはジャズなのか、という名盤から、うん、これはジャズじゃないね、という名盤まで。ご意見・ご感想などがあればTwitterまで。@elenco